2009年9月26日土曜日

教訓 ライブラリ・ソース管理

仕事をしていて感じたこと、トラブルプロジェクトでの経験を生かして、
ここに教訓を書いておく。

ライブラリ・ソース管理
大規模開発において、必ずトラブルが発生するライブラリ・ソース管理。
開発するに当たって相当の工数を取られてしまうのが現状だと思われる。
管理を簡素化するためにいくつか覚書。
(1)ディレクトリ構造を同一にする
開発を行うメンバーは、開発に関する全てのディレクトリ構造を同一にする。

(2)ソース管理はバージョン管理ソフトを使用する
ソース管理は、フォルダを分けて「old」「new」などやるのは時間と手間の無駄。
バージョン管理ソフトを導入する。
VSS(Visual Source Safe)やCVS、SVN(Subversion)など。
CVSとSVNはフリーなので、導入が楽かもしれない。

VSSはファイルベースの管理ソフトなので、サーバが不要。ネットワークフォルダとクライアントソフトがあればOK。
SVNはサーバソフトとクライアントソフトが必要で、通常SVNといわれているのはサーバソフトのこと。SVNクライアントでは、TortoiseSVN(トータスSVN)がWindowsシェル統合で使いやすい。

(3)プロジェクトファイルを共有する
EclipseやVisualStudioなど、統合開発環境(IDE)のプロジェクトは必ず共有し、全メンバーで同一のものを使用する。
IDEのプロジェクトファイルには、様々な設定(例えばjavaの開発ならクラスパスや参照ライブラリの設定)が入っているため、各メンバーでバラバラの設定を持ってしまうと、ソースを新しくすると動かなくなる、などの事態が発生する。当然プロジェクトファイルもバージョン管理する。

(4)ビルド・メイク環境を一つにする
プログラムのビルド・メイクは、必ず一つの環境とし、バージョン情報を付加する。

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